1. 接触皮膚炎 |
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対症療法にて治療します。症状は一時的ですが、原因を究明しないで放置すると、再発を繰り返しますのでパッチテスト<「4.検査」
の 1. を参照>を行うことがあります。
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2.
手湿疹 |
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1) ひび割れのある場合
対症療法にて治療します。ご希望があれば、アロンアルファを使用します。
アロン・アルファを使用すると、ひび割れによる症状は軽減されます <5.現在進めている新しい試み」
の 2.を参照>。
2) ひび割れのない場合
対症療法にて治療します。『顎下リンパ節』の圧痛のない状態にすると症状が
改善する場合がありますので、生活改善を指導することもあります。
3) 痒みのある場合
2)の治療に加え、アレルギー性接触皮膚炎の可能性がありますので、パッチテストやプリックテストにより原因を究明し、原因除去を考えます。 |
3. 蕁麻疹
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対症療法にて治療します。血液検査、検尿、プリックテストなどによってアレルギー、非アレルギーの区別と合併症を調べます。難治性の場合は、『顎下リンパ節』を含む圧痛点の触診をし、その程度に応じた生活指導をします<「2.治療の基本」
の3.4.を参照>。 |
4.
アトピ―性皮膚炎 |
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対症療法にて治療します。血液検査、検尿、検便(主にカンジダの培養)、プリックテストなどによってアトピ―性皮膚炎の程度、合併症を調べます。難治性の場合は、『顎下リンパ節』を含む圧痛点の触診をし、その程度に応じた生活指導をします<「2.治療の基本」
の3.4.を参照。『顎下リンパ節』の圧痛のない状態になれば皮疹はほとんど消失します。必要があれば、扁桃腺炎、虫歯、歯周症などのアトピ―性皮膚炎における皮膚症状の増悪因子となっている病巣感染を探します。
ストレス等が増悪因子と考えられる場合は本人を交えてご家族と話し合いの時間を取ります<ただし、入院の場合>。
入院の場合はMRSA(抗生物質の効かないブドウ球菌)が皮膚についていると、免疫状態の悪い人に感染して肺炎などを発病する可能性があります。そのため、MRSAの検査結果が出るまでは個室管理となります。MRSAがない時には一般病棟に移れますが、MRSAが検出された時にはそのまま個室管理となります。 |
5. 掌蹠膿疱症 |
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通常の対症療法とビオチンにて治療します。血液検査、検尿をなどの検査をします。
金属アレルギーが考えられる場合はパッチテストなどによって金属アレルギーの有無を調べます。
難治性の場合は、『顎下リンパ節』を含む圧痛点の触診をし、その程度に応じた生活指導をします。
<「2.治療の基本」 の3.4. を参照>。 |
6.
乾癬 |
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対症療法にて治療します。血液検査、検尿などによって病気の程度と合併症を調べます。
難治性の場合は、『顎下リンパ節』を含む圧痛点の触診をし、その程度に応じた生活指導をします
<「2.治療の基本」 の3.4. を参照>。
PUVA療法、シクロスポリンの内服療法などにて治療することもあります。 |
7.
好酸球性膿疱性毛包炎 |
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診断は皮膚生検にて行います。この病気の場合はインドメタシンが有効なことが判っています。
また、前述の治療に加え、『顎下リンパ節』を含む圧痛点の触診をし、その程度に応じた生活指導をしますと<「2.治療の基本」
の3.4. を参照>さらに改善します。『顎下リンパ節』の圧痛のない状態になれば皮疹は殆ど消失します。 |
8.
尋常性痤瘡(ニキビ)<「5.現在進めている新しい試み」
の 1. を参照> |
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1) ニキビダニのいる場合
対症療法と「イオウカンフルローション」でニキビダニを除去します。
2) ニキビダニのいない場合
対症療法にて治療します。アクネ桿菌に有効な外用と内服の抗生物質を
使用します。
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9. 尋常性疣贅(イボ) |
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液体窒素による凍結療法(クライオ・サージェリー)を行います。 |
10.
伝染性軟属腫(ミズイボ) |
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局所麻酔剤(ペンレス)を貼ってきてもらってからウイルスの封入体を除去します。 |
11.帯状疱疹 |
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重症の場合、あるいは重症になる可能性が大きいと判断した場合には入院治療します。これは皮疹が治癒してからも帯状疱疹後神経痛が長く続くことがあるためです。この、神経痛に対してはソフトレーザーが有効なことが判っています。疼痛部と星状神経節近傍に照射して、治療します
<「2.治療の基本」 の 3.4. を参照>。 |
12.水痘(ミズボウソウ) |
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重症の場合、あるいは重症になる可能性が大きいと判断した場合には入院治療します。感染しますので個室管理となります。 |
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13.単純ヘルペス(熱の花)・・・・・・・・・・「2.治療の基本」
の2. を参照 |
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14.陰部ヘルペス・・・・・・・・・・・・・・・「2.治療の基本」
の 2. を参照 |
15.老人性疣贅・日光角化症 |
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液体窒素による凍結療法(クライオ・サージャリー)を行います。
場合によっては切除します。 |
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16.肝斑
ビタミンCなどの内服療法とハイドロキノン(自費)の外用にて治療します。 |
17.色素性母斑(ホクロ)
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原則として切除します。 |
18.皮膚潰瘍
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難治性の場合はソフトレーザーによる治療を併用します。 |
19.皮脂欠乏性湿疹 |
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この病気は通常は冬だけ皮膚症状が現れます。しかし、夏も治らない時があります。 この場合
は血液検査、プリックテストなどでアレルギーを調べたり、便を培養してカンジダの有無を調べます。アレルギーがあればアレルゲンの除去、便からカンジダが培養された時にはカンジダの除菌をします。 |
4.検査 |
1.パッチテスト
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通常背中で行います。
原因と考えられるいろいろな物質を、パッチバンの検体をおく部分につけ、それを48時間背中に貼り続けます。48時間後、はがしてから30分以上経過してから1回目の判定 、翌日2回目の判定を行います。7日目も判定します。
判定は2回目の判定が一番大切になります。
検体を貼ってから2回目の判定が終了するまで、入浴はできません。 |
2.プリックテスト
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皮膚表面のバリアを少し破壊し、ここに検体を載せて15分後に判定します。 |
3.顎下リンパ節を含む圧痛点の圧痛を調べる検査 |
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5.現在進めている新しい試み |
1.ニキビダニの検査 |
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ニキビダニはペットにもいます。犬の場合は時に死亡することがあります。
人に住み着いたニキビダニは、外用ステロイド剤やタクロリムスのような外用免疫抑制剤によって増加します。
このニキビダニは、1844年、バージャーによって耳垢から発見されたのが最初です。その後、当時の殆ど100%の人、赤ちゃんからもニキビダニが見つかったという論文があります。スピケットは統計的にニキビダニは2週間の命であり、毛穴からもぐって卵を産むとされています。
このニキビダニはニキビ以外の原因にはならないことから、この名前がついたようです。
最近、外用ステロイド剤、外用免疫抑制剤などで増えている可能性があります。そのため、池田回生病院皮膚科では、ニキビダニがよく見つかる鼻の周囲の皮脂を検鏡にて調べています。ご協力願えれば幸いです。 |
2.アロン・アルファによる治療に対するご理解とお願い
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医療用アロン・アルファはもともと体内の手術の時、臓器の接着剤として開発されたものです。したがって、安全性は確立されています。
手にできる亀裂は、皮膚の表面に生じる症状です。したがって、このような病気に対して、医療用アロン・アルファは安全で、尚かつ、亀裂のような小さな傷を防ぎ、刺激痛を予防できることが確実です。そのため、池田回生病院皮膚科では、前任者よりこのような皮膚疾患に使用してきました。
ところが「亀裂のある皮膚病や爪の病気に医療用アロン・アルファを使用して治療した」という論文を探しましたが、現在のところそのようなデータは全くありませんでした。そこで、改めて「手に生じた亀裂性の皮膚疾患に医療用アロン・アルファによる治療」を試みることにしました。どうか、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
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3.健康の程度(健康度)の研究に対するご理解とお願い |
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病気の治療は医学の進歩とともに進みました。しかし、それでも十分とはいえません。
約40年前、私は健康な人でも「顎下リンパ節」に激しい圧痛のあることに気付きました。 その後、「顎下リンパ節の圧痛」が軽快するか、消失すると、それと並行して皮膚症状が軽快するか、消失することに気付きました。極めて少数の例外は有りましたが、多くの病院・診療所で治療を受けたが治らなかった患者さんでも、同じように「顎下リンパ節の圧痛」が軽快するか、消失すると、それと並行して皮膚症状が軽快するか、消失するという現象がみられました。
それだけではなく、「顎下リンパ節」の圧痛がなくなると、「風邪を引きにくくなった」、「体が軽くなった」、「体調がよくなった」という声も聞くようになりました。
このようなことから「顎下リンパ節」が軽快するか、消失すると、それと並行して健康の程度(健康度)が向上するのではないかと考えるようになりました。
今までは社会問題化したアトピ―性皮膚炎に焦点を絞ってそれなりの成果をあげてきましたが、今回は健康をテーマに皆様方の健康の程度(健康度)の向上に努めていきたいと考えています。
どうかご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
診察では、@肘部外側(右、左)、 A腋窩(右、左)リンパ節を触れればその部分、 B鎖骨正中側(右、左)、 C顎下リンパ節(右、左)を触れれば、その部分を触診します。
これらのデータは、お許しが得られたものだけ、匿名で学会発表および論文などに使用させていただくつもりです。
ご理解とご協力を合わせてよろしくお願いします。
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